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新ルール導入でどう変わった? 「ラグナロクオンライン」最強ギルドへの道「RJC2010」予選観戦レポート

投稿日時:[2010-04-06]

2010.04.06

  4gamerによって、2009年11月にガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下,ガンホー)がパシフィコ横浜で開催した「ラグナロクオンライン」(以下,RO))の世界一ギルド決定戦「Ragnarok Online World Championship2009」において,日本ギルドは悲願の世界制覇を果たした。あのときの感動や興奮は数多くのROファンの記憶に色濃く残っていることだろう。
そして2010年1月,新たな日本ギルドの頂点を決める大会「RAGNAROK ONLINE JAPAN CHAMPIONSHIP 2010」(以下,RJC2010)がスタートした。エントリーを済ませた128ギルドが八つのブロックに別れて予選トーナメントを戦い,3月27日,28日に決勝戦が行われた。今回は,3月28日に行われた決勝戦の模様を中心に,RJC2010をレポートしよう。
「コスト制」の採用で戦術が一変! 
これまでのセオリーは,もう通用しないこれまでのRJCとRJC2010の大きな違いは,新ルールである「コスト制」の採用だ。これまでのルールでは,使用する職業に関してかなり自由に決められたが,今回採用された「コスト制」により,メンバーの職業構成に頭を悩ませたギルドが多かったようだ。

 コスト制とは,職業ごとに定められたコストの合計を21以下に収める形でチームを構成するというルールだ。このルールの採用により,ハイプリースト,ハイウィザード,パラディン,チャンピオン,プロフェッサー,クラウン,チェイサーといった,これまで鉄板といわれたメンバー編成が不可能となったのだ。
 なお,各職業のコストを簡単にまとめると以下の通り。より詳細な情報は,RJC公式サイトのルールを確認してもらいたい。

コスト5:アサシンクロス,クリエイター,スナイパー,チャンピオン,ハイウィザード,パラディン,プロフェッサー
コスト4:クラウン,ジプシー,チェイサー,ハイプリースト,ホワイトスミス,ロードナイト
コスト3:ウィザード,クルセイダー,セージ,ソウルリンカ-,ダンサー,バード,プリースト,モンク,ローグ
コスト1:アサシン,アルケミスト,拳聖,ナイト,ハンター,ブラックスミス

実際に試合を観戦してみたところ,攻撃力と耐久力を備えたロードナイトを軸に上位二次職をもう一人,残り4人を二次職で固める6人構成のギルドが目立っていた。
 ロードナイト以外の上位二次職は,火力を見込めるクリエイターやアサシンクロスが,二次職は,セージ,バード,プリースト,ウィザード,アルケミストが多かった。これは対戦時に有用なスキル(ランドプロテクター,ブラギの詩,ストームガストなど)を使えるキャラクターを二次職で用意し,少しでもコストを抑えて,数をそろえようという考えのもとに生まれたメンバー構成のようだ。
そのために,先に「阿修羅覇凰拳」を叩き込んで一気に崩していくといういままでの戦法は難しくなっており,一発逆転という場面は大きく減った。新ルールでは,攻撃や防御に特化したスペシャリストを用意するよりも,一人で何役かをこなすゼネラリストが好まれる傾向があり,相手の構成を見て即座に対応するということが求められるようになったようだ。

 今回,ガンホーがこのルールを採用した理由の一つに,「鉄板構成同士による試合のマンネリ化」を打破するという目的があったという。このルールに関しては,参加したユーザーからも好評で,構成面から戦術を考える楽しさがあったという意見を多く目にした。構成の相性で,ある程度結果が見えることもあるが,おおむねガンホーの狙い通りの結果が出ているといえるだろう。


 これに加えて配布される「zeny」も1キャラクター1000万から1ギルド2000万へと大きく減少。さらに予選を通して追加されないため,今回の参加ギルドは装備や消耗品の購入にも四苦八苦したようだ。実際,zenyが足りなくて厳しいといっていたギルドも少なくなく,中には試合前に装備品を売却して消耗品の購入費に充てるギルドもあったという。ただ,もう後のことを考えなくてもいい決勝戦では,ハデに消耗品を使っているギルドが多かった。

繊細な戦いが繰り広げられたブロック決勝戦。勝負の決め手は地力の差?
3月28日に行われたのはE,F,G,Hブロックの決勝戦だ。設備の都合上,すべての決勝戦を見られなかったので,本稿ではEブロックとGブロックをメインにレポートしていこう。

 Eブロックの決勝戦は,Thorワールドの「Precipice」(ロードナイト,プリースト,クルセイダー,アルケミスト,ダンサー,バード,セージ)とIrisワールドの「Greensleeves」(ロードナイト,クリエイター,プリースト,バード,セージ,ウィザード)によって争われた。マップ中央で「Precipice」が運命のタロットカードで牽制しつつ,クルセイダーでメンバーを守ってロードナイトをぶつけるという形で進めていたが,ストームガストやアシッドデモンストレーションなど,手数と攻撃力に勝る「Greensleeves」に押されて次々と倒れていった。気が付けば2,3分で「Precipice」を全滅させた「Greensleeves」の圧勝という形で決着がついた。
 あまりに早く決着が付いたため,LOKIワールドの「☆★☆STAR DUST☆★☆」(ロードナイト,クリエイター,クルセイダー,プリースト,バード,セージ)とHeimdalワールドの「スポーツはいいぞ」(アルケミスト,プリースト,バード,プロフェッサー,ハイウィザード)が戦っているFブロックの決勝戦を見てみると,こちらの決着はまだついていなかった。
 マップ上部中央の辺りで一進一退の状況となっていたが,おそらく「スポーツはいいぞ」の前衛がすでに倒されてしまっており,攻め手に欠ける状態だったようだ。「☆★☆STAR DUST☆★☆」はこのまま時間切れでも勝てる状況だったが,少しずつ「スポーツはいいぞ」を追いつめ,各個撃破して勝利を手にした。
 続いて観戦したのは,LOKIワールドの「HYKW」(ロードナイト,クリエイター,プリースト,バード,セージ,ウィザード)とThorワールドの「Forza Diabolica」(ロードナイト,アルケミスト,プリースト,モンク,バード,セージ,ウィザード)によるGブロックの決勝戦だ。
 マップ中央の少し下の障害物のない場所で戦いが始まった。お互いにランドプロテクターを展開し,ロードナイトを最前線に立たせ,ストームガストやアローシャワーなどで遠距離から攻撃をしあい,膠着状態へ。「Forza Diabolica」のモンクが放つ「阿修羅覇凰拳」では決定打にならず,長期戦になるかと思われたが,「Forza Diabolica」のプリーストがアシッドデモンストレーションで倒されてしまう。
 これで流れが「HYKW」に傾くかと思いきや,元々人数が一人多かったこともあり「Forza Diabolica」は崩れず,モンクがプリーストの代わりに支援スキルを受け持つなどして状況を立て直した。続いて一気に攻勢に出て,ついには「HYKW」のロードナイトを撃破。決定力を失った「HYKW」は体勢を立て直そうと試みるも,あまり状況は好転せず,最後の一太刀をと突っ込んだものの各個撃破され全滅してしまった。
 その後,モニタをHブロックの決勝戦へと切り替えてみたが,こちらはすでにLOKIワールドの「放課後ティータイム」が勝利を収めた後だった。
優勝ギルドは5月1日のディファ有明で決まる。頂点に立つのはどのギルドだ
Hブロックの決勝戦の終わりを持って,予選トーナメントは終了。トーナメントを勝ち残った8ギルドは以下の通りだ。

Aブロック Latency (Eirワールド)
Bブロック +Nirvana+ (Freyaワールド)
Cブロック Rampage... (Tiametワールド)
Dブロック くまー将軍 (Bijouワールド)
Eブロック Greensleeves (Irisワールド)
Fブロック ☆★☆STAR DUST☆★☆ (Lokiワールド)
Gブロック Forza Diabolica (Thorワールド)
Hブロック 放課後ティータイム (Lokiワールド)

コスト制という新ルールでも,RWC2009の日本代表ギルド決定戦に残った「くまー将軍」「Greensleeves」「☆★☆STAR DUST☆★☆」「Forza Diabolica」は,しっかりと残っているのはさすがといったところ。これら強豪ギルドに対し,昨年のRJCでは予選敗退だった「Latency」や「+Nirvana+」が大舞台でどのように振舞うのかも見どころといえる。

 決勝戦のルールは,1勝勝ち抜けから2戦先取制となる点を除いて予選と同じだ。最後まで勝ち残ると,予選トーナメントよりも試合数が増えるため,zenyをどう使っていくかがポイントになるだろう。また,マップが決勝トーナメント専用のものになる点も見逃せない。予選マップとは異なり障害物が大幅に増えるので,それらをどう利用するのかにも注目したい。
そんな決勝トーナメントは,5月1日にディファ有明で行われる。今年はどんな戦いを見られるのか,今から楽しみだ。

                                          RMT-CO  編集しました