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RMT >AION RMT

{AION} HUMAN GRIEFMAN (1990)

投稿日時:[2011-03-22]

現在VOLCANOや地獄カルテットでも活躍するNOVのメイン・バンド(…だよね?)のデビュー・アルバム。
と言っても本作はNOVの前任シンガー(NOVはこのバンドの8代目シンガーである)によって録音された「DEATHRASH BOUND」(未CD化)のヴォーカル・パートを差し替えた作品なので、純粋なデビュー・アルバムとは言い難い面もある。
内容は基本的にスラッシュ・メタルで、メジャー・デビュー後に顕著なヴィジュアル系に通じるキャッチーさは希薄。非常にアグレッシヴなサウンドである。
とはいえNOV加入前の「DEATHRASH BOUND」はこれよりさらにスラッシーだったそうで(未聴)、そう言われてみればNOVの二井原実(LOUDNESS)そっくりなハイトーン・スタイルのヴォーカルが良くも悪しくもジャパメタっぽさを感じさせるのは確かかも。
ブックレットには、後年のヴィジュアル系とは似て非なるひたすら過激なメイク&髪型をした若かりしメンバーの写真とともに、「爆獣暴動」というまるで暴走族のようなセンスのコピー(?)が躍っている。
このキワモノっぽさが当時BURRN!読者のような「硬派な」メタル・ファンには受け容れられなかったようだが、私のような後追い世代の人間にしてみれば本作の音楽性はメタル以外の何物でもない。
BURRN!誌においては、当時日本のスラッシュ・メタルといえば1にOUTRAGE、2にUNITEDというのが「定説」だったが、個人的には少なくとも歌唱力・演奏力においてはAIONの方が当時のUNITEDをはるかに凌駕していたと思う。
(NOVが優れたメタル・シンガーであることはVOLCANOや、Syuのソロ・アルバムにおけるSYMPHONY Xのカヴァーなどによって最近のメタル・ファンにも周知のことと思いますが、ギタリストであるIZUMIのテクニックも非凡なものがあり、こと速弾きにかけては当時ジャパニーズ・メタル・シーン全体においても屈指の腕前と言われていました)
当時のインディーズ・シーンにおいては「東のX、西のAION」などと、かのX JAPANと並び称される存在であった。その証拠に本作はオリコン・インディーズ・チャートの1位に輝き、続くミニ・アルバム「MA-G-MA」も同様にオリコン・インディーズ・チャートの1位を獲得、91年にはBMGビクターからメジャー・デビューを飾っている。
ただ、90年代の日本では現在と違って「メジャーに行く」ということは「キャッチーにならなくてはならない」というのがほぼ不文律のようなものであり、幾多のバンドがその不文律に従わされた結果アイデンティティを失って失速していった。
X JAPANは元来アグレッションよりメロディに魅力の本質があり、中心人物YOSHIKIのキャラクターもある種のアイドル性があったため上手く成功できたが、AIONはその本質が攻撃性にあったため、メジャーにおいては音楽的に迷走。結局メジャーからドロップすることになってしまった。
紆余曲折を経て現在もバンドは存続しているものの、全盛期の輝きは取り戻せていない。
◆本作の冒頭を飾る強力スラッシュ・チューン「Think Ever After」

AION RMT

RMT